白竜戦記

MMORPG UltimaOnline 無限シャードにて開催のPCイベント白竜戦争の記録置場
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# 【投稿レポート】白竜戦争 賊連〜匪賊の勝ち方〜
 従者eclipseの記録

戦争は終結し、白竜の心臓は
傭兵同盟の所有となった。
しかし、勝利のありかたは単一ではなく――

「白竜戦争 賊連〜匪賊の勝ち方〜」

 一ヶ月間に及ぶ戦闘の末、勝利したのは傭兵連合であった。

だが、盟主である傭兵隊長は、白竜の心臓を手に取り、一言。





「きたねぇ石だな。」





その言葉に目を丸くする一同に対し、彼は続けて宣言した。





「商人ども。白竜の心臓は売ってやる!!かわりに、こいつらにありったけの酒を飲ませてやってくれ!!」



「こんなきたねぇ宝石なんぞより、腹いっぱいの飯と酒の方が大事だ!!」





勝者の気まぐれか。あるいは最初から、こうするつもりだったのか。

彼の真意は分からないが、勝者を宣言する為の閉会式が、そのまま宴会場に変わったことは言うまでも無い。





殺しあった相手に酒を注ぐ者。

互いの健闘をたたえる者。

戦わざるを得なかった友と懐かしげに語る者。





そうした彼らを尻目に、私は旅団長様の元へと向かった。





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「行くのか?」



「はい、お暇を頂きたく存じます。」





我らの主従は、この戦の間の契約であった。

戦争が終わった今、それも終わりとなる。





「お前がいなかったら、どうなってたか分からん。」





失策続きの参謀には、もったいない言葉だ。

私は笑みを浮かべ、





「いえ、素敵な時間をありがとう御座いました。マスター。」





そう言って、旅団長様へ2枚の紙切れを差し出す。





「おう。すまんな。」





隣にいるアリエル様にも、紙切れを4枚・・・・





「メイプル様にもお渡しください。」



「ああ、ありがとう。」





それだけ終えると、私は二人に一礼し、背を向けた。



歩き出そうとする背中越しに、アリエル様が言った。





「あんたが何者か知らない。・・・・けど、もういいや。」





そういえば、戦争の始めに訊かれた事があった。

素性の知れぬ男が、この無限で何を企むのかと。



戦いを経て、彼女はソレを些細な問題と決めたのか…





私は、彼女にだけ聞こえるよう、口を開いた。



「五年前の・・・」



我ながら、天邪鬼な性分だと思いながら…





===========================================





ハッピーバースデイ様は、宴会場に机と酒瓶を並べていた。





「ハピ様。お疲れ様でした。」



「はい、お疲れ様です。」





私は一礼し、彼女にも紙切れを二枚渡す。





「あ・・・・。ありがとうございます。」





思えばこの方も、最初から最後まで、賊連についてきた一人だった。

人手不足故に戦場に駆り出され、

作戦のたびに連れまわされ、

旅団長様の影武者役に任命され・・・。



思えば、私などよりよほど苦労されたのではなかろうか・・・・





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半蔵様は、一足先に砦に戻っていた。





「お疲れ様でした。半蔵様。」



「うん、おつかれ。」





私は一礼し、彼に紙切れを二枚渡した。





「おお、ありがとう。・・・・ところで、イクリプスは、これからどうするの?」





受け取った後、半蔵様は私に問いかける。



これから・・・か。



ひとまずは、身を隠すとしようか。

今回の戦争で、自分はやりすぎた感がある。



半蔵様としばし談笑した後、私達はそれぞれ姿を消した。





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セイル様は、馴染みのアパートへ戻っていた。





「お疲れ様でした。セイル様。」



「イクリプスさんも、おつかれさまー。」





私は、彼女の隣に腰掛けると、紙切れを二枚差し出した。





「・・・・これ、どうしたの?」





ああ、そういえば。

セイル様は、この件は知らないのか・・・・



少々の間の後、セイル様は「ははーん・・・」と笑みを浮かべ、





「権利書、売ったな?」





ご明察。





「ははは、何のことか分かりませんねぇ。」





わざとらしく笑いながら、私は改めて彼女に小切手二枚を差し出した。





白竜の心臓。

世界に一つしかない、値の付かぬ宝。



・・・・逆に言えば一銭にもならぬ無用の長物である。





宝石より、腹一杯の飯と酒。だったか。

確かに、あの傭兵隊長の言葉は間違えでは無い。





付け加えるならば・・・・



・・・・手に入るのが現金ならば、なおのこと良い。




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